育児・介護休業法が改正され、国が「男の育休」を後押ししています。
「でも実際、男が育休を取ったらどうなるんだろう?」
そうした疑問にお答えすべく、実際に「男の育休」を取った私が、男が育休を取るメリット・デメリットや、育休中の様子などについて書いてみたいと思います。
男が育休を取るメリット
まずはメリットから。
①子供との絆が強くなる
やはり人間、ずっと長い時間一緒にいると、愛着が増します。
ましてや、それが我が子ともなると、なおさら。
子供が伝えたいことも、何となく分かるようになります。
私は子供が3人おり、3人目だけ育休を取ったのですが、初めて後追いされるようになりました。
このように、育休を取ると子供との距離が一気に近くなります。
あなたも育休を取ると、お子さんとの素敵な「思い出」ができることでしょう。
②家事の大変さが分かる
育休を取って個人的に大変だと思ったのが、
- 料理、特に献立を考えること
- 学校・保育園のスケジュールや持ち物の管理
でした。
毎日料理をすると、献立を考えるのはとても大変。
仕事で例えるなら、ルーティンの仕事なのに、毎回上司から
「いや、なんか前と一緒じゃない?」
とイヤミを言われる仕事、といったところでしょうか。
「いや、もうネタないよ!!」
毎日頭を抱えていました。(笑)
また、うちは子供が3人もいるので、学校や保育園のスケジュール・持ち物管理に、とても気を使いました。
慣れないうちは体操服を忘れ、一人だけ授業に参加できない、なんてことも…。
このように、家事のどんなところが、どう大変なのかが分かることで、日ごろの奥さんの苦労が、より明確に分かるようになります。
そうすると当然、家での行動も変わってきます。
男が育休を取るデメリット
やはり、デメリットで一番大きいのは「収入の減少」でしょう。
会社にもよりますが、一般的に育休中の給料やボーナスは支給されません。
代わりに、ハローワークから「育児休業給付金」が支給されますが、月々の給料の67%であり、満額ではありません。またボーナスは、補償の対象外となります。
ただ、育休を取るタイミングを調整することで、ある程度は「収入の減少」を抑えることはできます。
具体的には、「ボーナスが支給される月に育休を取る」ことです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
育休中の様子
では、実際に育休を取ったら、どんな日常になるのでしょうか。
私が育休を取った時の様子を、少しお話したいと思います。
まず私には子供が3人いて、上から小学2年生、4歳(年少さん)、生後7か月です。
うちはいわゆる「バトンタッチ型」の育休で、私が育休に入ると同時に、妻が仕事に復帰しました。
一日のスケジュールはこんな感じです。
朝(6時〜10時)
- 服を着替えさせる、おむつ替え
- 朝ごはん作り、子供に食べさせる
- 小学校・保育園の持ち物チェック
- 保育園に子供を送る
昼(10時〜14時)
- 食器洗い
- おむつ替え、ミルクを飲ませる
- 一番下の子とのふれあいタイム
夕方(14時〜17時)
- 洗濯・掃除
- 夕食作り
- 離乳食を食べさせる、ミルクを飲ませる
- 保育園へのお迎え
夜(17時〜22時)
- 宿題チェック
- 翌日の小学校・保育園の準備、連絡事項のチェック
- 夕食作り
- 食器洗い
- 子供をお風呂に入れる
盛りだくさんですが、意外とやればできます。
ただ料理だけはある程度スキルが必要なので、個人的には難しかったです。元より料理ができる人は、問題なしです。
私と同じで料理をしたことがない…、そんな方には、料理の始め方について以下の記事で解説しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。少しは具体的に「男の育休」がイメージできたでしょうか。
個人的な感想ですが、「育休を取って本当によかった」と感じています。
というのも、子供との距離が縮まり、素敵な思い出もできたからです。
また、料理など家事のスキルアップもできました。
ただ1点、お金の面にについてだけ、もっと考えておけばよかった、と少し後悔しています。
この記事を読まれた方には、そうした点にも十分留意して、よりよい育休ライフを楽しんでいただければ、と思います。
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