新型コロナワクチンを打つべきか、迷っている方も多いと思います。ちなみに私(37才・男)はワクチンを接種します。今回は、なぜ私が接種するのか、どう判断したのかについてお話します。ワクチンを打つか迷っている人の、参考になればと思います。
感染することを前提に考える
ワクチン接種を考える前提として、まず「いずれ新型コロナには感染する」と考えたほうがいいです。理由は2つ。
①デルタ株の感染力は非常に強い
とある医療関係者から聞いた話。
「デルタ株が主流になる前は、マスクなしの会食で感染する人が多かった。しかしデルタ株になってから、どこで感染したのか、全く分からない人が増えている。」
つまりデルタ株の感染力は非常に強く、ある程度感染対策していても、感染してしまいます。
②子供経由での感染が増加
これも医療関係者の話。
「以前は子供から親にうつることほとんどなかった。しかしデルタ株は子供にも感染するので、子供から親にうつるようになった。」
大人だけの感染の場合、テレワークなどで接触機会を減らし、感染リスクをコントロールできます。しかしデルタ株では、学校や保育園・幼稚園から子供を通して感染するリスクがあり、もはやコントロール不能。
このようにデルタ株では、個々人の努力だけでは感染を防ぐことは難しくなっています。
感染したらどうなるの
このように感染することを前提とする場合、実際に感染したらどうなるのか、考えておく必要があります。
①感染したら見放された気分で不安になる
これは実際に感染した人の話です。その人は軽症ですんだのですが、感染したらとても不安だったそうです。
というのも保健所はパンク状態、呼吸が苦しくなった時に保健所に電話したそうですが、診てくれる病院もなく、何の対応してくれなかった(できなかった)そう。完全に見放された感じで、「万一、重症化したら…。」と考えると、とても不安だったと話していました。
②意外と苦しいコロナ感染
上は米ジョージタウン大学内科助教で米国内科専門医の安川康介氏が作ったイラスト。
重症化しないから大丈夫、とワクチン接種しない方もいるようですが、中等症でも人生で一番苦しい経験になる可能性が高いとこのと。デルタ株は20〜30代でも中等症になりやすいとされており、個人的にはこのイラストを見て、できるだけ早くワクチン接種しようと思いました。
③若い人の死亡リスクはさほど高くない
ここまで悪い話をしてきましたが、若い人は死亡するリスクはさほど高くありません。
・20代死亡率 約0.02%
・30代死亡率 約0.16%
このように若い人にとって新型コロナは、死ぬ可能性は低いが、思った以上に苦しい病気、ということになります。
感染する前提で考えるワクチン
いずれ新型コロナに感染して、不安な思いや、苦しい思いをすることになる。そう考えると、ワクチンは救世主のような存在です。
・感染予防効果:約92%
・発症予防効果:約92%
※イスラエルにおける研究に基づく
ワクチンを打つと新型コロナに感染しにくく、万一感染したとしても、症状が楽ですむのです。
一方で、ワクチンには副反応があります。ワクチン接種後に死亡した人(ワクチンが原因で死亡したわけではない)は1,002人。万一、全員がワクチンで亡くなっていたとしても、死亡率は、
・約0.002%(死亡例1,002人/約50,000,000人接種済)
アナフィラキシーを起こす確率は、
・0.01%
その他の副反応として、発熱や接種部の痛みなどが確認されていますが、多くは数日のうちに治まるとされています。
まとめ
結論として、若い人はワクチンを打つ、打たないにかかわらず、死亡する確率は低いです。
ただ私の場合、ワクチンを接種せず新型コロナにかった場合、中等症にはなるかもしれないと感じました。その時に、十分な医療を受けられるか分からず、人生で一番苦しい経験になるなら、先にワクチンを打って、かかっても楽ですむようにしておこうと思いました。
最後になりますが、ワクチンを打つ・打たないは個人の自由です。どちらかが正義で、どちらかが悪、ということはありません。もしワクチンを打つ・打たないことで嫌がらせを受けることなどがあれば、以下に電話して相談することをおすすめします。
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